長岡山 中央寺
和泉西国三十三ヶ所霊場客番札所長岡山中央寺は大阪府和泉市王子町3−13−9にある
黄檗宗の仏教寺院 札所本尊は十一面観世音菩薩
開創は鎌倉時代にこの地を支配していた細川氏の菩提寺であった中尾寺を黄檗宗
第二代管長木庵禅師のお弟子であった彗極道明禅師を開基石丈禅師が開山として
招き、元禄3(1690)年再興し、長岡山中央寺に改め今日に至ります。現・住職は
14代に当たるそうです。
明治10(1877)年本堂を現在の地に移したそうです。
本堂跡、墓地跡が現中央寺霊園です。
(⇒ 中央寺霊園のご案内)
明治天皇が信太山大演習の視察に来られた時、長岡山中央寺に立ち寄られ
楠木を植樹されたと言われているそうです。
彗極道明禅師は、黄檗の三傑と言われ、住職・僧侶が守らなければならない
3件のことを示されています。
第一に、須らく古禅にすべし。 文字に膠して義学の僧となること莫れ。
第二に、須らく慈済托鉢すべし。 供養を貪り生命食を失する事莫れ。
第三に、須らく昆尼を厳浄すべし。 無事妄りに行きて俗家に食宿すること莫れ。
寛永9(1632)年に生まれ、90歳で遷化、当時唯一の和人として
黄檗宗塔頭聖林院にまつられています。
開創当時、檀家制度が確立したあとのため、幕府の命により、岸和田藩・伯太藩の
藩士が中央寺の檀家になり、その数30数件が過去帖に記されているそうです。
堂宇は本堂座敷になっていて、中央に釈迦如来坐像、脇侍として左右に十一面観世音菩薩が
安置されているそうです(年代・作者不詳)。
長岡山 中央寺の宗派・札所本尊・御詠歌
- 宗派
- 黄檗宗
- 札所本尊
- 十一面観世音菩薩
- 御詠歌
- 長岡の 門をくぐれば 法の声 衆生を悟りへ 導かせけり
- ながおかの もんをくぐれば のりのこえ しゅじょうをさとりへ みちびかせけり
長岡山 中央寺の想い出
おいらが和泉西国三十三ヶ所霊場の札所の寺院に初めて巡拝(巡礼・参詣・参拝)したのが
客番札所 黄檗宗・長岡山中央寺なのです。
黄檗宗ってどんな宗派? とか、巡拝の作法と言うか、巡拝案内の冊子も持ってなかったし
何がなんやら分からず… とりあえず、寺務所みたいなところがあれば、そこまで行って…
『ご朱印下さい』って、言ってみよう♪ と、ぶっつけ本番で、言ってみたのです。
写真はないのですが、本堂に向かって左側に呼び鈴(ピンポン)があって
おそらくそこが寺務所と言うか、そんな感じ。本堂に向かって右奥には
ご住職のご自宅と思しき家がありました。
ちなみに和泉西国三十三ヶ所霊場客番札所 長岡山 中央寺(黄檗宗)に
巡拝(巡礼・参詣・参拝)したのは平成23(2011)年7月23日。
この日から、おいらの巡拝ライフが始まったのです。
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