円通山 観音寺

和泉西国三十三ヶ所霊場第三十二番札所、円通山観音寺は大阪府阪南市箱作1391にある
臨済宗妙心寺派仏教寺院。 札所本尊は聖観世音菩薩

円通山観音寺の立つ近辺は、むかし、石工が居住していて石棺など地名となった『箱作り』が
行われ、早くから活発な往来があった場所と言われていて、円通山観音寺は当初、天台宗とも
伝えられていますが、確証はありません。

過去帳によると、室町時代末期、まさに群雄割拠の戦乱期を迎える明応六丁巳(1497)年、
枯木和尚大禅師により開山されていて、この当時、中興初代となったようなのですが、禅師の
詳細は分からないそうです。
以来、元禄年間この地の住民、山中庄兵衛の篤志もあったと伝えられていますが、幾度かの
盛衰を繰り返しながら、明治の廃仏毀釈の運動にも耐えることができたと言います。

貞享年間、すでに泉州三十二番の札所とされていて、約十年後の元禄9年、この地方の
寺社改帳によると、臨済宗妙心寺末と記載され、和泉はもとより特に紀州和歌山方面から
西国巡礼のできない人の地方霊場として参拝が続けられ、現在もなお、同じ妙心寺末として
厳しく法燈は堅持されています

円通山 観音寺の宗派・札所本尊・御詠歌

宗派
臨済宗妙心寺派
札所本尊
聖観世音菩薩
御詠歌
極楽へ 導き給え 観音寺 運ぶ歩みの 誠なりけり
ごくらくへ みちびきたまえ かんのんじ はこぶあゆみの まことなりけり

円通山 観音寺の想い出

円通山観音寺は、南海電鉄箱作駅から徒歩で行ける仏教寺院。
別ブログ(日々、やれやれ)の記事『神社・仏閣巡拝セットって?』では紹介した
『神社・仏閣巡拝セット』に常備している【和泉西国三十三ヶ所観音霊場巡拝案内】に
掲載されている、円通山観音寺の略地図を参考に、円通山観音寺まで辿り着いたのですが
山門が閉じられていて、ちょっとびびったおいら(笑)。
これまた、【和泉西国三十三ヶ所観音霊場巡拝案内】に掲載されている
電話番号に携帯電話から電話をかけ『今から参拝させて頂いて構いませんか? 』
と、連絡。
『どうぞ、どうぞ。』との事で、山門から中を伺っていると
ご住職が帰って来られ、中へと案内してくださいました。

巡拝(巡礼・参詣・参拝)した日は、たまたま、ご住職がお留守だった様子。
電話をかけたから戻ってきて下さったのか、たまたま、いらしたのかは
定かではないですが、ご住職に、本堂へと案内して頂き、ご本尊に手を合わせさせて頂く
ご縁を得る事が出来ました。

山門 本堂 納経印(ご朱印)

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