ふる里の観音さま

般若心経にも登場する観音菩薩(観世音菩薩、または観自在菩薩)は日本人にとって
地蔵菩薩とともに、最も親しまれている「仏さま」だと思います。
観音菩薩は『観音経』(『妙法蓮華経』普門品第二十五)の中で、その由来について
「もし無量百千万億の人々がいて様々な苦悩を受けた時に、この観世音菩薩の名前を聞いて
一心にその名前を称えれば、すぐさま観世音菩薩はその声を観じて、皆(その苦悩から)
解脱する事を可能にしてくれる」と説かれています。

和泉西国三十三ヶ所観音霊場の歴史は、史料によると「泉州三十三所」「当初三十三所」
と言う名前で、江戸時代の貞享年間(1684−1687)にさかのぼる事ができるそうです。
和泉国は歴史の波にさらされる事も多く、この三百余年の歳月は各霊場寺院にとって天変地異の
受難はもとより、戦火に見舞われる事も珍しくはありませんでした。

中に寺号が変わったり、廃寺になった寺院もありましたが、それでもなお札所の法灯が泉州の
山里や町の一隅にともされ続けたのは、人々の心の中に絶える事のなかった観世音菩薩への
篤い信仰によるものでしょう。

巡拝(巡礼・参詣・参拝)する時の注意・留意点

ほとんどの札所が『専用の納経所』を設けていないそうです。
写経などを納経したい場合は、自宅などで、あらかじめ写経を
札所にお持ちする方が良いかと思います。

壇務等のため、留守にしている事がありますから、巡拝(巡礼・参詣・参拝)する時は
事前に電話等で連絡してからの方が良いと思います。
特に団体(概ね5人以上)での巡拝(巡礼・参詣・参拝)される時は
必ず連絡してほしいとの事です。

和泉西国三十三箇所霊場の各札所に専用のご朱印(納経印)用紙を用意していて
巡拝(巡礼・参詣・参拝)に来られた方にお渡ししています。
(当サイトの納経印の画像のほとんどの物がそれです)
表紙、綴じ紐は事務局に用意してあるそうですので、各札所に依頼してから
巡拝(巡礼・参詣・参拝)し、その時に受け取るか、直接事務局にご請求下さいとの事です。
(ちなみに、2012年現在、事務局は二十四番札所成願寺です)
皆さんがお持ちの納経帳に納経印をする事も、できるだけ対応するとの事。
ただ、対応できない場合もあるらしいので、その辺は、聞いて下さいとの事です。

車で巡拝(巡礼・参詣・参拝)する場合は、駐車場がない札所もあるので
確認のうえ、指定の場所、あるいは近隣の方に迷惑にならないように。

お堂の鍵を閉めている場合がありますが、堂内での参拝を希望する場合
遠慮なく、各札所寺院にお申し出下さいとの事です。

おいらの和泉西国三十三箇所霊場の巡拝(巡礼・参詣・参拝)は

基本的には『思い立ったが吉日! 』なので、電話連絡せずに行っちゃいます(汗)。
大体の場合直接行っても大丈夫と言うか、ご住職であったりに逢えるので納経印や
御本尊に手を合わせる事もさせて頂けるのですが、たまに、いらっしゃらなくて
いわゆる『空振り』する時があります。
そんな時は『今日はご縁がなかった』と、前向きに考えるようにしています。
できるだけ、前もって連絡しておいた方が良いとは思うのですが…。

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