天王山 佛並寺
和泉西国三十三ヶ所霊場第二番札所の天王山佛並寺は大阪府和泉市仏並町330にある
高野山真言宗の仏教寺院。 札所本尊は十一面千手観世音菩薩。
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欽明天皇の御代に百済の国から仏法が伝わり、蘇我氏がいたく敬信した事は知られていますが
飛鳥時代(600年前後)、和泉郷横山村の人で、池辺の直氷田(ヒダ)という人が、推古天皇の
おじに当たる蘇我馬子から仏像二体を預けられ、随う尼3人とともに家の近くに仏殿を
作って奉安しました。
仏を並べて安置し奉安しているところより寺の名ができ、そのころ建立されたのが
和泉西国三十三ヶ所霊場第2番札所、天王山仏並寺だと伝えられています。
近郷の人も篤く敬信していて、地名も天王山佛並寺より始まった。 と伝わっています。
日本霊異記によれば泉州海岸高師浜に楠の大木が流れ着き、それに刻した仏像が安置されたと
伝えられていますが、天王山佛並寺もその後の歳月に幾度かの興亡を繰り返したのでしょう。
その詳細はようとしてしれません。
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『字上の垣外』にあったとか、現在も『池辺』姓が伝わり、その子孫がいるそうです。
学僧・覚超僧都も池辺家の先祖だそうです。
古刹であるだけに、天王山佛並寺にまつわる話はかすみがちです
天王山 佛並寺の宗派・札所本尊・御詠歌
- 宗派
- 高野山真言宗
- 札所本尊
- 十一面千手観世音菩薩
- 御詠歌
- 皆人の 唱うる声は 佛並の 寺は浄土の 光なりけり
- みなひとの となうるこえは ぶつなみの てらはじょうどの ひかりなりけり
天王山 佛並寺の想い出
天王山 佛並寺に参拝(参詣・巡礼・巡拝)したのは2月5日の事。
まだ、寒い季節でしたが、アウターなどで“完全防備”して
愛車の自転車“ひろくん号(仮)”で向かいました。
おいらが住む地域からだと、国分峠を越えなければならず苦労しましたが
近くに鎮座する男乃宇刀神社(おのうとじんじゃ)と共に、参拝するご縁に恵まれ
うれしく思います。
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