一乗山 金熊寺

和泉西国三十三ヶ所霊場第二十九番札所一乗山金熊寺(きんゆうじ)は大阪府泉南市
信達金熊寺813にある真言宗御室派の仏教寺院。 札所本尊は如意輪観世音菩薩

開基は聖武天皇白鳳年間、役の行者子角と伝えられています。
金熊寺の寺名は金峯、熊野の両神を勧請した事によるそうです。

金熊寺の建つ金熊寺山に壘址があり、往古は鎮守として鎮護国家の宏大な堂塔が
あったといわれていて、当寺の塔頭一乗山観音院が金熊寺として
現在に至っています。

後鳥羽院御幸記によれば1200年代の鎌倉初期、この金熊権現に参拝されたと伝えられ
その格式も偲ばれるのですが、鎌倉末期の正安(1299)元年永仁の徳政令では
焼き討ちに遭うなどの難を受ける事になりました。

本尊は被災を免れる事ができ、その奇縁は土地の人々を感嘆さす事となり
守護仏としていっそう讃仰されたと言います。
当時の人々にとっても考えられないような不可思議な霊験だったのでしょう

神仏混淆の本地垂迹説を地で行くように、寺の隣に信達神社の境内が続き
周囲の丘は金熊寺梅林として知られます。

一乗山 金熊寺の宗派・札所本尊・御詠歌

宗派
真言宗御室派
札所本尊
如意輪観世音菩薩
御詠歌
迷わじな 道は睦音 聞きぬれど 黄金の寺に 参る嬉しさ
まよわじな みちはむつおと ききぬれど こがねのてらに まいるうれしさ

一乗山 金熊寺の想い出

実巡拝(巡礼・参詣・参拝)です。


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