慈眼山 孝恩寺

和泉西国三十三ヶ所霊場第二十五番札所の慈眼山 孝恩寺は大阪府貝塚市木積798に
ある、浄土宗の仏教寺院。 札所本尊は十一面観世音菩薩

開基は天正の高層、行基菩薩と伝えられ、畿内四十九院建立の時、用材をこの地に集めた故に
木積の名が起こったといわれる(四十九院建立の発願は経典による)。

当寺も足利期山名、大内両氏の乱豊臣秀吉の根来寺攻略などに巻き込まれ、一堂宇が焼け残り
池中に投じて難を逃れた諸仏を再び安置して現存される事になった。
昔は古仏堂とも称され、今は釘を使わない建物─無釘堂として、この周辺では知られる。
鎌倉時代後期(1200年代)飛騨国、番匠の作と言われ、当時の貴重な木像建造物として
新国宝とされている。

堂内に安置されている仏像19対も平安期の作と言われ、観世音菩薩立像、釈迦如来坐像
薬師如来立像など長い年月を護持され、今は重要文化財として尊ばれる。

近在の蕎麦原川に面した一隅に、貞和4(1348)年刻の五輪塔があり、南朝を正統とした頃
北朝の年号が見えるのも考えさせる。

慈眼山 孝恩寺の宗派・札所本尊・御詠歌

宗派
浄土宗
札所本尊
十一面観世音菩薩
御詠歌
手折りつつ 手向けの花の 数添えて 木積の寺に 春は更けゆく
たおりつつ たむけのはなの かずそえて きづみのてらに はるはふけゆく

慈眼山 孝恩寺の想い出

未巡拝です。


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