護国山 国分寺

和泉西国三十三ヶ所霊場第三番札所の護国山国分寺は大阪府和泉市国分町627にある
高野山真言宗の仏教寺院。 札所本尊は千手千眼観世音菩薩

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護国山国分寺は、聖武天皇勅願による国分寺創建により約百年後の後承和6(839)年
5月3日、河内国より独立した和泉国の国分寺として誕生した寺院です

江戸中期の図絵によれば、現存地を中心にかなり広範に国分寺伽藍跡が描かれていますが
現在は江戸時代に再建された本堂一宇と千人風呂跡、大門橋殿原(塔之原)などの地名が
往時を偲ばせるのみです。

札所本尊の観音さまは平安時代の作で一木彫りの千手観音菩薩立像です(像高約115cm)。
秘仏なんだそうですが、毎年8月17日の観音例祭には、開扉しているそうなので、お姿を
拝む事も可能です。 また、御本尊の左右には小型の三十三ヶ所観音像が
祀られているそうです。

護国山国分寺には聖武天皇妃である光明皇后誕生の地伝説が古くから残っています。
大臣藤原不比等が槇尾山参詣の岐路、瑞気に包まれた女子を発見して、京に連れ帰り
その女子が長じて聖武天皇妃になったと言うもの。

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話の真偽はともかく、深く仏教を敬い、慈悲にあふれる行いを続けられた光明皇后の御遺徳は
「ながれもつきぬいずみ」と詠まれる御詠歌の心にこれからも生き続けることでしょう。

護国山 国分寺の宗派・札所本尊・御詠歌

宗派
高野山真言宗
札所本尊
千手千眼観世音菩薩
御詠歌
山川に 流れも尽きぬ 和泉なる 国分の里に 花の滝つ瀬
やまかわに ながれもつきぬ いずみなる こくぶのさとに はなのたきつせ

護国山 国分寺の想い出

平成25(2013)年1月26日に、やっと巡拝(巡礼・参拝・参詣)する事ができました。
おいらの住んでいる地域から、9km強、愛車の自転車“ひろくん号(仮)”で
行けるような距離でもないと思っていましたが(汗)行けちゃいました。
阿弥陀山 松尾寺 』に行くのと、さほど変わらないと言うか
自転車や自家用車で行く場合、手間は変わらないと思います。
電車と徒歩で行く場合や、全て徒歩で行く猛者… と言うか“剛の者”にとっては
相当きつい道のりですが。

和泉西国三十三ヶ所霊場第三番札所・護国山国分寺の本堂 和泉西国三十三ヶ所霊場第三番札所・護国山国分寺の古柱 和泉西国三十三ヶ所霊場第三番札所・護国山国分寺の古柱の説明
和泉西国三十三ヶ所霊場第三番札所・護国山国分寺の本堂の扁額 和泉西国三十三ヶ所霊場第三番札所・護国山国分寺の納経印(ご朱印)が入っている箱 和泉西国三十三ヶ所霊場第三番札所・護国山国分寺の納経印(ご朱印)

国道(だと思う)480号線を行くのですが、途中に『 休所山 森光寺 』が
先には『 天王山 佛並寺 』があります。

自動車なら、1日で巡拝できなくもない距離にありますが、おいらのようにお話を伺うのなら
日を改めた方が良いと思います。

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