竜臥山 久米田寺

和泉西国三十三ヶ所霊場第二十三番札所、竜臥山久米田寺は大阪府岸和田市
池尻町934にある、高野山真言宗仏教寺院。 札所本尊は千手観世音菩薩

[PR] 千手観音菩薩

天平時代の高僧行基菩薩開創四十九院の中の一寺院として知られ、久米田寺と関連深いです。
弘法大師空海が讃岐香川県に万能池を気づいたように、行基菩薩は和泉に灌漑池として
久米田寺を築きました。神亀2(724)年着工、天平10年完成で14年の歳月をかけ、水田300町が
潤う事となりました。竣工後、池の傍らに橘諸兄公を寄進者として、釈迦如来普賢菩薩
文殊菩薩の三尊を安置、これが隆池院久米田寺です。

[PR] 仏像

開創当時、聖武天皇や光明皇后も参詣された名刹であったのですが長い歳月で荒廃、その後、
弘安5(1282)年後宇多院の官符により勅願寺となり、法燈は再び光彩を放ちますが
南北朝(1300年代)の兵乱、永禄年間(1450年代)の三好、畠山両氏の久米田山の決戦などに
巻き込まれてしまいます。

[PR] この一冊で日本史と世界史が面白いほどわかる!

堂宇は灰燼に帰しながらも寺宝星曼荼羅図、仁王会曼荼羅、楠家文書、久米田寺文書など
重要文化財として、南北朝、足利氏の考証に貴重なものが、少なくありません。

竜臥山 久米田寺の宗派・札所本尊・御詠歌

宗派
高野山真言宗
札所本尊
千手観世音菩薩
御詠歌
名に聞きし この池水を 久米田寺の 閼伽の滴に 月ぞ映れる
なにききし このいけみずを くめだじの あかのしずくに つきぞうつれる

竜臥山 久米田寺の想い出

和泉西国三十三ヶ所霊場第二十三番札所、竜臥山久米田寺に巡拝(巡礼・参拝・参詣)したのは
平成23(2011)年10月24日のこと。

こちらでは下記の納経印(ご朱印)が頂けます。

  • 久米田寺独自のもの
  • 久米田寺の和泉西国三十三ヶ所霊場二十三番札所のもの
  • 和泉西国三十三ヶ所霊場第二十二番札所・朝光寺のもの
  • 和泉西国三十三ヶ所霊場第十五番札所・成願寺のもの


久米田寺独自の納経印(ご朱印)と、和泉西国三十三ヶ所霊場の札所の納経印(ご朱印)は
画像の2枚目、大師堂に入り、左側の受付のようなところで頂けます。

二十二番札所の朝光寺の納経印(ご朱印)は華厳院(3枚目)で。
入ると、『呼び鈴』(ピンポンです)がある家があるので、そこまで行き呼び鈴を鳴らして
納経印(ご朱印)を書いて下さる方を呼び出し『和泉西国のご朱印を頂きたいのですが』
と申し出れば頂けます(『納経印』と言わなくとも『ご朱印』で通じると思います)。

十五番札所・成願寺の納経印(ご朱印)は、多聞院(下段左の写真)で。
こちらは、納経印(ご朱印)を頂くところの呼び鈴が見当たらなかったので
扉を開け(御自宅のようでした)『すみませ〜ん♪ 和泉西国の〜』と、【中の人】を
お呼びしました。

すべての納経印(ご朱印)の納経料(ご朱印料)は300円だったように記憶しています。

久米田寺の金堂 久米田寺の大師堂 華厳院
多聞院 和泉西国三十三箇所霊場の札所の納経印(ご朱印) 久米田寺独自の納経印(ご朱印)

最初に、大師堂で手を合わせ、納経印を頂いたのですが、若い男の子がお参りに来ていまして
『二礼・二拍手・一礼』をしてました。 でも、仏教寺院なのに、神社のお参りの仕方…
ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!
と思っていたのですが(笑)、そばにいた、檀家さんでしょうか…
女性の方が注意してらっしゃいました。
お若い方でしたので『ごっちゃ』になっていたのでしょう。

仏教寺院や神社にお参りをするのはいい事。 と言うか、素敵で素晴らしい行いです。

そして、間違いを訂正される事は、その方の人生に、とても有意義な事です。

その方は、次に神社や仏閣にお参りされる時は、本などで調べて、失礼のない
お参りの仕方をされるでしょう。

驚いたと同時に、おいら自身も身が引き締まる思いがしました。

【別ブログ(日々、やれやれ)の関連記事】

inserted by FC2 system