法光山 来迎寺
和泉西国三十三ヶ所霊場第六番札所の法光山来迎寺は大阪府堺市南区大庭寺987にある
高野山真言宗の仏教寺院で『らいこうじ』と読みます。
札所本尊は十一面観世音菩薩で、現在、ご住職が無住の寺です。
法光山来迎寺は古記にこんな記述があるそうです。
「大庭寺は現在来迎寺なり、大庭氏の建立せるものならん」
大庭寺は行基菩薩の開基で、往古大伽藍であったと伝えられていますが
現在は地名にその名を留めているばかりで、大庭造(みやっこ)といわれた
大庭氏建立の菩提寺であったとも言われています。
貞享年間の泉州三十三ヶ所の記録では、第六番札所は大庭寺村
惣福寺(宗福寺)となっているそうです。
大庭寺村が江戸初期より貞享を経て、享保年間にかけ渡辺丹後守吉綱公が
孫の基綱公にいたるまでの六十数年居を構え大庭寺、太平寺、小代、栂、
鉢峰など十四村を領したもので惣福寺とされたのでしょう。
その後、天保十四(1843)年寺社覚によれば、来迎寺、惣福寺、西蓮寺ともに
鉢峰山と記され、これらの諸寺が昔、大庭寺末の法類であったとも思え
「大庭寺が今の来迎寺」と言う説になったと思われます。
法光山 来迎寺の宗派・札所本尊・御詠歌
- 宗派
- 高野山真言宗
- 札所本尊
- 十一面観世音菩薩
- 御詠歌
- 父母の 恵みも同じ 大庭寺の 耐えぬ御法の 声ぞ聞こゆる
- ちちははの めぐみもおなじ おばでらの たえぬみのりの こえぞきこゆる
法光山 来迎寺の想い出
大阪府堺市南区大庭寺987にある、和泉西国三十三ヶ所霊場・第六番札所
高野山真言宗、来迎寺に巡拝(参詣・参拝)したのは、平成24(2012)年8月19日の事。
来迎寺の説明ので無住の寺だと言うのは書いたのですが、納経印はどこで頂いたのか
と言いますと、大阪府堺市西区太平寺町563にある高野山真言宗の
太平寺と言うお寺で頂いたのです。
来迎寺からだと、自転車でも行ける距離に太平寺はあります。
自宅からだと、太平寺の方が近いので、そちらに先に向かって
納経印(ご朱印)を頂いたと、お参りしました。
上段右は本堂右側にある薬師堂の石碑。下段左は来迎寺の外にいる地蔵菩薩
そして下段右は納経印(ご朱印)です。
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