霊芝山 長命寺
和泉西国三十三ヶ所霊場第十九番札所霊芝山長命寺は大阪府和泉市黒鳥町
1丁目12−24にある高野山真言宗の仏教寺院。 札所本尊は十一面観世音菩薩
開基は詳らかではないですが、霊芝山長命寺は同じ黒鳥村(現・和泉市黒鳥町)にあった
安明寺の塔頭寺院のひとつで瑞龍山大日寺と言ったそうです。安明寺は和泉志(享保21年刊)に
よれば正平年間(1360年頃)の書軸や源頼朝の寺領安堵状などが
見られることもあり、南北朝当時はもちろん、鎌倉期にすでに建立されていたようです。
十九番札所としては同じ塔頭で亀塚山観音寺がなり、境内には八万社を勧請して
若宮奥の院と言われていたと言います。
七堂伽藍を備えた大寺であったそうですが、室町時代織田信長に破却されて廃絶の憂き目に
遭います。 その後、元禄4(1691)年河内国名刹野中寺の僧、玄道和尚により再興され
長命寺と改称、爾来延命地蔵尊を本尊とする真言律宗の寺院として明治初年に至り
観音寺と合併。 十一面観世音菩薩を脇佛として、以後、真言宗に転宗、金剛峰寺に属して
今日を迎える事になりました。
霊芝山 長命寺の宗派・札所本尊・御詠歌
- 宗派
- 高野山真言宗
- 札所本尊
- 十一面観世音菩薩
- 御詠歌
- 唯頼め 齢久しき亀塚の 仏の誓い 頼もしきかな
- ただたのめ よわいひさしきかめづかの ほとけのちかい たのもしきかな
霊芝山 長命寺の想い出
和泉西国三十三ヶ所霊場第十九番札所高野山真言宗霊芝山長命寺に巡拝(参詣・参拝・巡礼)
したのは、平成24(2012)年3月10日の事。 この日は、前年の『東日本大震災』から、1年を
目前としていて、いつもおいらが祈念する『おいらの家族の健康・長寿・病からの復帰』を祈念する
前に『お亡くなりになった方の、ご冥福』や『被災された方の一刻も早い回復』を祈念しました。
また、ご住職の奥方だと思しき女性に納経印(ご朱印)を書いて頂いたのですが
少しお話をする事ができ、その時に『河泉地蔵霊場』の事を教えて頂き
和泉西国三十三ヶ所霊場の納経印だけではなく、河泉地蔵霊場の納経印も頂きました。
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