補陀洛山 放光寺
和泉西国三十三ヶ所霊場第五番札所の補陀洛山放光寺は、大阪府堺市南区
美木多上177にある高野山真言宗の仏教寺院。 札所本尊は千手観世音菩薩。
寺伝によれば白鳳年間、役の行者の開基と言われ、天平年間高僧行基が
観世音菩薩の瑞光を拝し、観音像を安置し、放光寺と名づけられたと言います。
その後、盛時には神鳳寺(和泉)野中寺(河内)とともに畿内三曹坊として
金堂、大日堂、権現堂、経堂などの諸堂を構え、二十余坊を持つ大伽藍と
なりましたたが、天正の兵火で全堂灰燼の悲運にさらされました。
江戸時代の初期承応4(1652)年神鳳寺の快円和尚の弟子智玄坊により
再興されましたたが、往時の堂宇には及ばなかったようで、歳月の経過とともに
荒廃、維持する事も困難となり、明治5年には方丈、土蔵数棟を売却されたと
言います。
大正3年同署の多聞寺と合併し、本尊の毘沙門天を安置、寺観も整いはじめ
特に戦後の土地開発は泉北ニュータウンとして、住宅地に変貌し
かつて美木多の谷の名刹もその中で新しい信仰の場として育まれるでしょう
補陀洛山 放光寺の宗派・札所本尊・御詠歌
- 宗派
- 高野山真言宗
- 札所本尊
- 千手観世音菩薩
- 御詠歌
- 参るより 月を美木多の 寺の庭 松の嵐に 晴るる薄雲
- まいるより つきをみきたの てらのにわ まつのあらしに はるるうすぐも
補陀洛山 放光寺の想い出
補陀洛山 放光寺には、2012(平成24)年8月10日に参詣(巡拝・巡礼)。
(⇒高野山真言宗放光寺の境内など)
愛車の自転車“ひろくん号(仮)”でおいらの自宅から行ける距離でしたので
参詣(巡拝・巡礼)させて頂きました。
運良く、ご住職と会うことができましたので『和泉西国三十三ヶ所の…』と
最後まで言う前に『承知いたしました。 どうぞこちらへ』と言った具合に
本堂に案内して下さいました。その前に、お茶の『ご接待』をして下さいました
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