円福寺
和泉西国三十三ヶ所霊場第十八番札所円福寺は大阪府和泉市府中町
6−9−34にある寺院。 札所本尊は十一面千手観世音菩薩。
下記にも書きましたが、宝国寺に併設されています。
円福寺の詳細については明治初年に廃寺となっていて不明です。
ただ、貞享年間の資料には当国(和泉)拾八番圓福寺と記され、
十三番の新宮山 龍雲寺、十四番の金蓮禅寺などと同じように黄檗禅の
宗派に属し、数年後の元禄年間の寺社改帳には泉井上神社の
東方、天神社の境内に円福寺は位置していたと伝えられています。
(現在の十四番札所は明王山 往生院)
廃寺になった円福寺の本尊観世音菩薩は、その堂宇とともに
宝国寺の境内に移築され、現在、和泉市府中町の観音さまとして
近隣の人々から帰依されています。
移築後の円福寺堂内には西国三十三霊場の観音像を安置しています。
(おいらも御尊顔を拝しました。)
円福寺の宗派・札所本尊・御詠歌
- 宗派
- 宗派区別無し(一説には黄檗宗)
- 札所本尊
- 十一面千手観世音菩薩
- 御詠歌
- あな尊と 菩提のための圓福寺 結ぶ清水の 流れ絶えせじ
- あなとおと ぼだいのための えんぷくじ むすぶしみずの ながれたえせじ
円福寺の想い出
円福寺には何度か足を運んだのですが、場所が分からなかったり
日頃、管理をされている宝国寺のご住職がお留守だったりで
なかなかお話を伺ったりで、納経印(ご朱印)を頂く機会に恵まれませんでした。
納経印(ご朱印)の日付でも分かると思うのですが平成24(2012)年7月14日に
宝国寺のご住職にお会いする事ができ、札所である円福寺の中に上げて頂き
手を合わせさせて頂く機会を得ました。
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