休所山 森光寺

和泉西国三十三ヶ所霊場第四番札所の休所山森光寺は大阪府和泉市室堂町291にある
高野山真言宗の仏教寺院。 札所本尊は十一面観世音菩薩

休所山森光寺は、もとは真言宗休所山安養寺と言い、開基は不明。
江戸時代中期、貞享年間(1864〜1687)泉州三十三ヶ所には第四番安養寺と記され
客番日根野慈眼院の末寺であったそうです。

室堂の地名にちなんで松室寺とも呼ばれ、『松室観音』として、この地方の人々に親しまれ
信仰されていたと言われています。

かつてはこの小さな村に安養寺、森光寺、極楽寺、施音寺などの堂宇があったため
維持できなくなり徐々に合併していって森光寺として存続する事になったようです。

元は、瑠璃山森光寺と言って、山号の如く、薬師如来を本尊として、隣村の和田
大念仏宗の福田寺や鎮守氏神の白山権現の神々をまつる唯一の古刹であったらしいのですが
安養寺の観音堂はそのまま、森光寺の境内に移され、松室観音と言われましたが、その事は
古老の口から伝えられるに過ぎません。

御詠歌の「千代を重ぬる松室」の歴史は何百年かに亘る観世音菩薩のありさまを、参詣者に
語りかけているようでなりません。

休所山 森光寺の宗派・札所本尊・御詠歌

宗派
高野山真言宗宗
札所本尊
十一面観世音菩薩
御詠歌
暫しとて 休む心は 安養寺 千代に重ぬる 松室の寺
しばしとて やすむこころは あんようじ ちよをかさぬる まつむろのてら

休所山 森光寺の想い出

休所山森光寺に巡拝したのは、平成24(2012)年10月24日。
和泉西国三十三ヶ所霊場の札所のほとんどが、観光寺院と言うわけではなく
地元の方に愛される寺院、いわゆる『檀家寺』と呼ばれるところ。
休所山森光寺も、その『檀家寺』と言った趣きで、人がごった返しているわけではなく
ひっそりと佇むお寺です。

納経印(ご朱印)を頂き、本尊だと思しき仏さまがいるお堂にて、手を合わせ
帰路につこうと思ったのですが、納経印(ご朱印)をそのお堂に忘れてきてしまい
気付かれないように、取りに戻った事は、内緒にしておきます。

山門 仏像 納経印(ご朱印)

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