観海山 観音堂
和泉西国三十三ヶ所霊場第十六番札所、観海山観音堂は、大阪府泉大津市戎町8−15
にある、高野山真言宗の仏教寺院。 札所本尊は十一面観世音菩薩
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宝亀年間(770年代)槇尾山施福寺中興の僧、法界上人が大津の浦に観世音の影向を拝し
ここに開基する、と言うのが、槇尾山施福寺縁起(重要文化財)に見られる観海山観音堂に
ついての寺伝です。
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天正年間(1570年代)織田信長の兵火にかかって焼失、その後、再建された延宝年間(1673年頃)
近くの浄土宗西金山阿弥陀寺中興の祖、長堂雲龍上人が転住、念仏三昧の余生を送られた と
言います。
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元禄11(1698)年府中近辺の寺社改帳によると、宇多大津村観音堂と記され、この頃の銘の
ある仏具も現存していて、阿弥陀寺の堂塔から独立したものなのでしょう。
その後、明治8(1875)年廃寺になり、同25年再興、十一面観世音菩薩を安置して、現在に
至っていますが、多くの札所が時の権力者や高僧、豪族の護持のもと維持された中で、
土地の人の観音信仰の発願から守られ続けてきた数少ない札所のひとつと言えるでしょう。
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堂内には本尊の十一面観世音をはじめ弘法大師木像、三十三躰の観世音の木像を安置していて
境内には本堂、地蔵堂、薬師堂、庚申堂を配しています。
観海山 観音堂の宗派・札所本尊・御詠歌
- 宗派
- 高野山真言宗
- 札所本尊
- 十一面観世音菩薩
- 御詠歌
- 御仏や 今ぞ大津の 浦波は 誠の道に 入るぞ嬉しき
- みほとけや いまぞおおつの うらなみは まことのみちみ いるぞうれしき
観海山 観音堂の想い出
和泉西国三十三ヶ所霊場第十六番札所、観海山観音堂に巡拝(巡礼・参詣・参拝)したのは
平成23(2011)年、10月26日のこと。
今まで行ったお寺の中で1,2を争うくらい分かりづらかったです。
行く途中に道に迷い(近くまで行っていたのだけど場所が分からず)
揚げ物屋さん(コロッケとか売ってるお店)の従業員の方や
警察官の方に、場所をうかがいました。
近くに郵便局があるので、それを目安にすると良いと思います。
日頃、ご住職などが常駐していないからか納経印(ご朱印)が複数枚入ったものが置いてあり
『寄進料(納経料・ご朱印料の事ね)』は賽銭箱に。 との事。
賽銭箱を3つ見つけられたので100円ずつ入れておきました。
(納経料・ご朱印料の相場は300円)
和泉西国三十三ヶ所霊場第十六番札所、観海山観音堂に巡拝(巡礼・参詣・参拝)した当時は
お話を充分に伺えるだけの知識もなかったですし、観海山観音堂も無住の寺でしたので、実際、
お話を伺えなかったのですが、少しずつ勉強して、いろんなお話を伺えるようになりたいと
思いました。
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